港 美雪



専門分野

 作業療法の核である人間の作業(行い)に焦点をあてた、新しい学問領域である作 業科学研究に取り組んでいます。
 人間は、その個人にとって重要である意味ある様々な作業を必要とする作業的な存在であり、作業の状態は個人の健康や幸福に影響を与えていると考えられています。しかし精神障害をもつ人々は、再発予防を重視した支援や、働く場所がほとんど開拓されていない社会的環境から、意味ある作業への参加が制限されることが多いことが報告されています。意味ある作業への積極的な参加と、健康的な生活の実現はどのように両立することができるのでしょうか?健康的な毎日を実現するために、個人に合った働く機会はどのように社会環境の発展と個人への支援によって、手に入れることができるのでしょうか?
 このような疑問に答える作業と健康に関する研究は、意味ある作業を生活に取り戻すことを目標とする作業療法にとって今後重要な知識基盤となると考えています。


実施中のプロジェクト

 現在、吉備国際大学作業療法学科において、ワークシェアリング就労支援プロジェ クトに取り組んでいます。「高梁市で暮らす障害をもつ皆様にとって、地域で働く体 験が意味ある作業であるならば、その地域のニーズに応えるために、ぜひ研究成果を 活用し、支援したい」という気持ちから開始しました。
 具体的には、2006年10月より、 吉備国際大学作業療法学科から地域の作業所へ業務を委託し、働く機会を提供し、支 援しています。作業所から希望者が大学へ来て、週に1度2時間仕事に取り組んでい ます。それぞれの方が満足して働くことができるよう、大学では講義用資料の作成や 研究室の清掃など、何種類かの仕事をシェアし、当事者が自分に合った仕事を選択し、 働くことができるよう支援しています。新しいことにチャレンジする働き方、これま で身につけてきた技術を生かす働き方、できることに着実に取り組むという働き方、 何でもチャレンジし自分の興味を探る働き方・・・、色々な働き方にみなさんそれぞ れが挑戦しています。
 このプロジェクトは、2007年に吉備ケーブルテレビから取材を受けました。その内 容は、同年2月に放送された「地域にひびけこだまの集い作業所」の約40分の番組の 中で紹介されました(写真参照)。また、この放送は吉備ケーブルテレビによってDV Dとビデオになり販売されています。
取材風景.jpg



2006年度港ゼミの研究発表(いわゆる卒論発表)の様子です。
港ゼミ卒論s.jpg


港ゼミでの、2006年クリスマス会です。鍋パーティーが終わり、これからクリス マスケーキを食べるところです。
港ゼミクリスマス会s.jpg




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Last-modified: 2008-02-22 (金) 10:50:06 (4230d)